センサーとはレンズに入った光を電気信号に変える半導体のことです。
センサーの大きさによる影響
表にしてまとめると
価格 | 画角 | 明るさ | ボディーの大きさ | ボケ | 使用用途(シーン) | |
大きいセンサー | 高い | 広い | 明るい | 大きめ | できやすい | 人物 夜間 風景写真 ボケ感のある写真 |
小さいセンサー | 安い | 狭い | 暗い | 小さめ | できにくい | 動く被写体 旅行など移動が多い時 |
フルサイズやaps-cって何?
フルサイズやaps-cとはセンサーの大きさ(センサーサイズ)を表しています。
その他にも
1. マイクロフォーサーズ
2. aps-c(CANON)
3. 1型
4. 1/2.3型
などがセンサーサイズとして挙げられます。
ではこれまでの全6種類のセンサーサイズを図にまとめると
センサーサイズで気をつけること:「35mm判換算」
前半の表でセンサーサイズが違うと画角が違うことを明記しましたが、このセンサーサイズの違いによる画角の差にかなり気をつける必要があります。
事前知識:焦点距離と画角の関係
焦点距離とは簡単に言うとどれほどズームするかを表し、単位は「mm」(ミリ)です。
そしてこの数字が大きいほどズームされ、小さいほど広角(写真に写る範囲が広くなること)となります。
「35mm判換算」とは
35mm判換算とは各センサーサイズで画角はどのようになるかを計算することです。
分かりにくいと思うので、例として50mmのレンズとフルサイズカメラ、APS-C(CANON以外)カメラを考えます。
するとフルサイズカメラに50mmのレンズを付けると50mmの画角ですが、APS-Cのカメラに50mmのレンズを付けると1.5倍ズームされ、75mmの画角で撮影することになります。この際、後者は「35mm換算で75mmの画角」となります。
35mm判換算の公式
レンズに書かれた焦点距離 ✕ 倍率(フルサイズセンサーと何倍違うか)
例 先ほど例として出した50mmのレンズとAPS-Cカメラ(CANON以外)で考えます。
APS-Cカメラ(CANON以外)の倍率は1.5倍なので
50✕1.5=75(mm)
75mmの画角で撮影することになります。
主要センサーサイズの倍率一覧
フルサイズ | 1(35mm換算の基準なので) |
APS-C(CANON以外) | 1.5 |
APS-C(CANON) | 1.6 |
マイクロフォーサーズ | 2 |
1型(1インチ) | 2.7 |
1/2.3型 | 5.6 |
あなたにおすすめのセンサーサイズ
最後に各センサーサイズのカメラの特徴と、どのセンサーサイズを選ぶべきかを用途別でまとめてみました。
補足:基本フルサイズのセンサーを搭載したカメラが一番性能が良いので、写真のクオリティーを求めるならフルサイズがオススメです。動画撮影は用途に合わせて選んでみてください。
センサーサイズ | カメラの特徴(種類) | 用途(こんな人にオススメ) |
フルサイズ | 上位機種の一眼レフ・ミラーレス | 業務、夜間撮影、逆光、ボケる写真、広角、プロ、レベルアップしたい方 |
aps-c (CANON以外) | 安価な一眼レフ・ミラーレス | 初心者、迷ったら、スポーツ、動きのある被写体 |
aps-c (CANON) | 安価な一眼レフ・ミラーレス | 初心者、迷ったら、スポーツ、動きのある被写体 |
マイクロフォーサーズ | LUMIX(Panasonic)・OM SYSTEM(OLYMPUS)のミラーレス | 動画撮影、日常、旅行 |
1型 | 上位機種のコンデジ、ビデオカメラ+ブリッジカメラ | 長時間の動画撮影 |
1/2.3型 | コンデジ、アクションカメラ、スマホ | vlog,アウトドア撮影 |